本書の内容

いくら寝てもとれない疲れは
「年のせい」でもなく
「気のせい」でもありません。
「副腎」を休めれば元気が出ます!

「年のせいだと思うのですが……」
慢性的な疲れがデフォルトとなり、諦めている人は少なくありません。
しかし本当は、ある症状を抱えています。

副腎疲労症候群。

実はかなり多くの日本人が、この副腎疲労症候群による慢性的な疲労に悩まされているのです。
これは1日寝れば治るような急性の疲労ではなく、どれほど寝てもひどい疲労感が続き、最後は動けなくなることもあります。

ほとんどの病院では、「加齢が原因」「自律神経失調症」「気のせい」「更年期」「原因不明」「寝れば治る」といわれることがほとんどで、標準医療では実態がつかみにくい症状です。

実は、「副腎」という小さな臓器が鍵を握っており、副腎を元気にすれば慢性疲労は回復することがわかってきています。
しかし、どうすれば謎の臓器「副腎」を元気にすることができるでしょうか?
そのヒントが、腸、脳、細胞の健康にあります。

本書は、原因と対策を、栄養から健康法、生き方まで、わかりやすくお伝えします。できるところから取り組むことで、生まれ変わったように元気を取り戻すことが可能になります。

本書の目次

序章 寝ても疲れがとれない「副腎疲労」
香川さん、疲労がとれずクリニックを訪れる
聴き慣れない「副腎疲労」実はよくある症状
365日働き詰めのドクターが副腎疲労に 
働き盛りが燃え尽きたときに引き起こされる
さまざまな要因が絡む副腎疲労
副腎疲労を機に生き方の見直しを

第1章 「副腎」が疲れきってしまうメカニズム
香川さん、朝起きられなくなる
副腎のお疲れチェックリスト
副腎は「元気の素」を作る臓器
肉体にも心にもあらわれる症状
原因と対策――栄養、ミトコンドリア、腸、脳

第2章 免疫のカギを握る「腸」を整える
香川さん、結果が悪くて食生活を振り返る
副腎疲労の一要因は腸内の炎症
腸壁の細胞に穴が空く「リーキーガット症候群」
炎症を抑えるために副腎が酷使される
原因1 「善玉菌」「悪玉菌」「日和見菌」のバランスの乱れ
原因2 カンジダ菌の増殖
原因3 グルテンとカゼイン
腸環境の悪化が与える残念な影響
まずは食事の見直しから
腸を整える生活習慣の提案
「リーキーガットなんて存在しない」という医師も

第3章 人体の司令塔「脳」の機能を正常化する
香川さん、幸せホルモン不足でイライラする
人体を一定の状態に維持する「ホメオスタシス」
内臓の働きを調整する自律神経
自律神経のバランスを整える「セロトニン」
脳の興奮を鎮める「G A B A」
視床下部は自室神経やホルモン分泌の「総司令塔」
ストレスがホメオスタシスのバランスを崩す
コルチゾールの分泌が止まらない「リーキーブレイン」
過剰なストレスから体を守るフィードバックシステム
脳をサポートする栄養素1「不飽和脂肪酸」
脳をサポートする栄養素2「ビタミンB群」
脳をサポートする栄養素3「コレステロール」

第4章 細胞内の「ミトコンドリア」を活性化させて生命力を上げる
香川さん、運動不足を気にし始める
エネルギー産生工場「ミトコンドリア」
ミトコンドリアがATPをつくるメカニズム
「細胞へのエネルギー供給」と「化学反応の代謝促進」
ミトコンドリアを元気にする方法1「呼吸」
ミトコンドリアを元気にする方法2「ファスティング(断食)」
ミトコンドリアを元気にする方法3「リラックス」
ミトコンドリアを元気にする方法4「運動」
体内に蓄積した重金属をとり除く
カビ毒(マイコトキシン)を避ける
ミトコンドリアに思いを馳せると

第5章 「栄養」で副腎疲労を改善する!
香川さん、疲れすぎて栄養点滴をする
カロリーは満たされているのに栄養素不足の現代人
補いたい栄養素1「マグネシウム」
補いたい栄養素2「ビタミンB群」
補いたい栄養素3「タンパク質」
補いたい栄養素4「ビタミンD」
補いたい栄養素5「亜鉛」
血糖値が乱高下する「血糖値スパイク」
消化のメカニズムが発動される三つの相

第6章 副腎疲労をきっかけに生き方を見つめ直す
香川さん、休暇をとって人生を見つめ直す
24時間戦った末の「5時から男」
居酒屋ではなくカフェで一人の時間をもつ
湯船に浸かる習慣を
マインドフルネスをとり入れる
一日15分情報を遮断する
日記を書く
通勤のストレスを軽くする
仕事を周りに任せていく
副腎疲労をきっかけに生き方を変える
最近は子どもも疲れている
子どもの慢性疲労は生活習慣から改善を
倒れるまで自分を酷使しても誰も喜ばない
「副腎疲労かも」と思った人へ三つのメッセージ


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著者プロフィール

御川安仁(みかわ・やすひと)

ナチュラルアートクリニック(四ツ谷)院長
統合医療ドクター
麻酔科指導医・専門医、救急専門医、統合医療認定医、抗加齢医学専門医
あらゆる薬剤やテクニックを用いて「人間の生理機能を意図的にコントロールする」ことで「体を守る」医療を習得。災害派遣医療チーム(D M A T)のチームリーダーとして東日本大震災に出動。国立国際医療研究センター救急部、川口市立医療センター救命救急センター医長、愛宕病院ER-救急蘇生センター救急部長などを歴任。平成17年より、「病気にならないようにする、できるだけ薬を使わずに治療する」ため、補完代替医療、分子整合栄養医学を学び、独自の理論で副腎疲労やうつ症状、アレルギー、がんなどを治療。平成27年に開業。雑誌、テレビ、ラジオなどメディア出演多数。

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